ごみ処理の流れ
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ごみの流れ
搬入されたごみは計量後、プラットホームからごみピットへ投入し貯留します。ピット内のごみはごみクレーンにより撹拌してごみ投入ホッパへ投入され、焼却炉に入り、850°C以上の高温で燃焼させます。
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排ガスと薬剤の流れ
ごみを燃焼させることにより発生した約950°Cの排ガスは、焼却炉と一体型のボイラと別置型のエコノマイザにより熱回収を行い、ろ過式集じん器で約160°Cになります。ろ過式集じん器入口では消石灰と活性炭を吹き込み、ろ過式集じん器で、ばいじんと共に塩化水素(HCl)、硫黄酸化物(SOx)、ダイオキシン類、水銀を除去します。脱硝反応塔入口ではアンモニアを吹き込み、触媒を用いて、窒素酸化物(NOx)を除去します。
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空気の流れ
ごみピット内の空気は押込送風機や二次送風機を用いて燃焼に使用することで、ごみピット内の臭気を外部に漏らさないようにしています。
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蒸気と電気の流れ
ボイラで回収した熱により作られた蒸気は一部が場内で使用され、残りは蒸気タービンを回して発電を行います。蒸気タービンで使用した蒸気は蒸気復水器で冷やされ、水に戻り、エコノマイザで余熱後、再びボイラへ給水され蒸気になります。蒸気タービンで発電した電気は一部が場内で使用され、余剰分を電力会社へ売却しています。
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灰の流れ
ごみを燃やして焼却炉に残る焼却灰は、焼却灰ピットに貯留されます。排ガス中に含まれるばいじんはろ過集じん器で捕集された後に再循環使用を行い、飛灰貯槽へ貯留されます。その後、飛灰は飛灰処理設備で液体キレートを加えて混練し、安定化処理を行い、処理飛灰ピットへ貯留されます。